痛み止めの仕組みはどうなってるの?

ここでは一番使用することの多いNSAIDsのことを書きます。

鎮痛剤を飲むことによる鎮痛の仕組みは、痛みの信号の神経的な伝達を遮断することによって痛みを取っていると思われている方が多いようですが、そうではありません。

NSAIDsは炎症を抑える効果があります。
炎症とは痛みの原因となりますので、その炎症が治まることで痛みが治まるという仕組みです。

けど薬ですので体質によって〝合う合わない〟や、痛みの程度によっての〝効く効かない〟もあります。
NSAIDsとは?

NSAIDsという単語が何度も出てきましたね。
NSAIDは〝Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug〟の略でエヌセイドと呼びます。
これに複数形の〝s〟がついてNSAIDs(エヌセイズ)です。

NSAIDsとは〝非ステロイド性抗炎症薬〟のことです。
〝非ステロイド〟とは、グルココルチコイドでないことを意味します。

グルココルチコイドとは抗炎症薬の主要なグループになのですが、1950年代にグルココルチコイドに由来する医原病と思われる症例が多数報告されるようになったため、1960年代に開発された新しい抗炎症薬群がグルココルチコイド系ではない事が重要とされました。
そして〝NSAID〟という概念が一般化されるに至りました。
鎮痛薬と鎮痛剤の違いは?

痛み止めは〝鎮痛剤〟と呼ぶこともあれば〝鎮痛薬〟と呼ぶこともありますよね。
これって、違いがあるんでしょうか?
ただの呼び方の問題なんでしょうか?

これって医療関係者でもハッキリ使い分けていなかったりするようですが、ようは〝剤〟と〝薬〟の定義の違いの問題なんです。
〝薬〟を使うときは、その成分そのもの を表す場合です。
例えば、薬理的な効果を説明したりする場合ですね。

〝剤〟を使うときは、薬となった形態 を指すときに使います。
実際に処方される薬は錠剤、カプセル剤、散剤、液剤などの製剤になっていますよね。

ですから、私たちに処方されている痛み止めは〝鎮痛剤〟と呼ぶのが正しいと言えば正しいんですね。