痛み止め薬の種類と効果について

頭痛、歯痛等で、一時的に痛み止めを飲むことはあるでしょう。痛みを緩和することで仕事や、今日いちにちの予定を乗り切れたという方も、多いかもしれません。鎮痛剤(痛み止め)は痛みを抑える以外にも炎症を抑える作用、体温のセットポイントを下げる解熱作用も併せ持っていますので、痛みがなくなったからといって勝手に服用・使用をやめずに、ドクターの指示に従いましょう。例えば、がん疼痛については、下記3段階ラダーに従う。

►第一段階(軽度)・・・非オピオイド鎮痛薬

►第二段階(軽度~中等度)・・・弱オピオイド鎮痛薬(コデイン、トラマドール、少量のオキシコドン等) ± 非オピオイド鎮痛薬 ± 鎮痛補助薬(抗てんかん薬、三環系抗うつ薬、抗不安薬等)

►第三段階(中等度~高度)・・・強オピオイド鎮痛薬(モルヒネ、オキシコドン、フェンタニル) ± 非オピオイド鎮痛薬 ± 鎮痛補助薬

  • 痛み止めの薬の種類

痛みの治療に用いられる痛み止めの薬には、つぎのような薬があります。

・非ステロイド性消炎鎮痛薬

痛みが起こっているところで作られている痛みを感じやすくする物質(プロスタグランジン)の生成を抑えて痛みをやわらげます。

・弱オピオイド鎮痛薬、強オピオイド鎮痛薬

痛みを伝える神経と痛みを感じる脳に働いて痛みをやわらげます。「オピオイド鎮痛薬」と呼ばれ、鎮痛効果の差から弱オピオイド鎮痛薬と強オピオイド鎮痛薬に分かれます。

・鎮痛補助薬

※おもに痛みの治療以外の目的で使用される薬で、鎮痛効果はないがモルヒネなどの鎮痛薬と併用すると痛みに有効な薬です。

モルヒネなどの痛み止めの薬が効きにくい神経組織が傷つくことによって起こる”刺すような痛み”、”しびれるような痛み”や”ビリビリするような痛み”など(神経性疼痛と呼ばれる。)に効果があります。

  • 痛み止めの薬の副作用

「痛みは嘘のように取れるのですが、体調は最悪…。」そんな経験はありませんか?痛み止めの副作用による症状や、この先どうなるのかという不安や恐怖に苦しむ毎日。痛みがあるからといって痛み止めを飲み続けると、副作用によるまた別の症状が増えてしまい、結果的に薬の量や種類も増えてしまいます。

痛みをただ苦痛なものとして消そうとするのではなく、痛みはカラダの声だということを意識しながら、その声に応えてあげましょう。その意識をもてるようになれば、薬の量も自然に減り、やがて痛み止めを飲まなくてもいい生活に戻ることができます。