頭痛痛み止め

  • 片頭痛とは?

片頭痛は、頭の片側もしくは両側のこめかみから眼にかけて脈打つようにズキズキ痛む(拍動性)ことが特徴です。痛みは1〜2時間でピークに達しますが、吐き気や嘔吐を伴い、動くと痛みが増すことから寝込んでしまうことで、生活に支障をきたす場合もあります。また痛みだけでなく、いつもより光が眩しく感じる、音がうるさく感じる、においをきつく感じるなどの症状を伴うこともあります。片頭痛は「前兆のない片頭痛」と「前兆のある片頭痛」に大きく分かれます。片頭痛のおこる仕組みはハッキリとは解明されていませんが、一つには神経伝達物質のセロトニンが関わっていると考えられています。

  • 痛くなった時の治療

軽い頭痛のときには普通の痛み止め(消炎鎮痛剤)が効果があるようです。しかしガンガンし出すと、普通の痛み止めでは効かず、特別な薬にたよることになります。以前から用いられてきた片頭痛止めとしては、エルゴタミンとカフェインの合剤(カフェルゴット,クリアミンなど)がありますが、これも吐気の副作用が強く、また痛みの初期でないと効果がないことが多く、使いづらいものでした。幸い2000年より日本でもやっとトリプタン製剤という特効薬が使用できるようになり、注射と点鼻ではスマトリプタン、飲み薬ではスマトリプタンとゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタンという4種類が使用でき、片頭痛の7割程度に効果的です。ちなみに各製剤は作用が若干異なり、イミグランの注射や点鼻の方が速効性という結果が出ています。またエルゴタミン製剤とは同時に内服しないように注意が必要です。

  • 痛み止めの副作用

「頭痛薬や痛み止めのお薬を使うと副作用で胃腸が荒れる、胃腸が痛くなる・・・」といった話を聞いたことがある方もいることでしょう。頭痛などで使う市販の痛み止めの多くは「非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs」と呼ばれるグループのお薬になりますが、NSAIDsは痛みや熱を下げてくれる効果がある一方で、胃腸を荒らしてしまうような副作用も有名です。ですので、胃腸が弱い方はなるべく胃腸を荒らしにくいお薬を選ぶのがポイントになりますが、市販薬で使われる成分としては「アセトアミノフェン」「イブプロフェン」がオススメです。